ねんどろいど 118「天野遠子／劇場版”文学少女”」【レビュー】

ぶっちゃけるとパーツ取り用になんでもいいから安いねんどろいどが欲しくて中古ショップで買ったんですが、未開封品だったし造形めちゃくちゃかわいいしでパーツ取り躊躇っちゃって、普通に大事にすることにしました。

～300番くらいまでのねんどろいどは可塑剤によってべたつきやすい印象でしたが、今回のこれは未開封ということもあってベッタベタにべたべたでした…。
ねんどろいどに限らず、古めのPVC製フィギュアを買う時は未開封品よりも開封品の方が状態がいい…場合もあります。

箱が結構焼けてます。右側面が顕著かな❓
作品もキャラも一切知らないのですが…物語を食べる妖怪なんでしょうか。獏みたいな…❓
でも紙を食べてるからヤギ…❓でも缶詰で魚人…❓❓❓

この時代のねんどろいどって顔パーツと髪パーツの間にビニール噛ませてなかったんですね！
今はもうありとあらゆる接触面にビニール噛ませてる印象ですけど、天野さんは本体にぐるっと一周＋魚人用前髪パーツをくるっと一周、くらいでシンプルでした。

パッケージから取り出してそのまま立たせました。
支柱パーツ使い方すごく間違ってる気がする、安定しない…！
あとみつあみのバランス取るのめっちゃ難しいです。

あらゆる場所がべたついてテカってしまっています。12年未開封では致し方ありませんね…。

みつあみの作り込みや前髪のシャープさと比べるとあっさり気味な後頭部の造形。
セーラー服の方は細かな模様までしっかり入っています。塗装はところどころはみ出していて若干甘いけど、価格を考えると全然相応以上って感じです。

みつあみは根元と毛先が着脱可能です。ボールジョイントではありませんが回転させられるのである程度ニュアンス付けができます。毛先はゆるめなのか、衝撃が加わるとすぐ落下しちゃう。気になるなら軸を太らせると良いかもしれません。

立たせるのめちゃくちゃ難しかったのでお座りポーズに変更！
一応椅子を支柱に固定するためのパーツがありますが、ねんどろいどの頭の重さにはかなわなかったよ…って感じでわりと不安定です。

でもそれを補ってあまりあるかわいさ！
デフォルメながら、つま先のニュアンスまでこだわりが感じられます。

お座り用のパーツの構造が面白かったです。専用足パーツとスカートパーツに上の写真のとおり切り込みが入っています。

上半身をはめると切り込みにセーラー服の裾がぴったり入り込みます。汎用性と造形の自然さを見事に両立させているアイデアもさることながら、精度がすごく高くてはめこむのが楽しいです。

箱のアオリに書いてあった衝撃の食事シーンってなんのことだろうと思って調べました。
天野さんは物語が書かれた紙をぺりぺり破ってもぐもぐ食べるらしいです、比喩ではなく。

もぐもぐ顔もついてきます。テカりは可塑剤のせいです。
それにしてもかわいい！でも食べてるのは紙！！！

魚人顔…❓❓
クトゥルフ神話を食べてアレルギー反応的なアレで魚人化したとかなんかそんな感じなんでしょうか❓
何故シュールストレミングなのかも気になります。シュールストレミングがクトゥルフ並みに強烈だということに異論はありませんが！

どーる化

のちほど！

以上、ねんどろいど 118「天野遠子」のレビューでした！

背景用紙：OKミューズコットン｜そら