ヴァレニエ(Варенье)はジャムに似た食べもので、果物だけでなくお花や野菜などでも作られます。
日本で一般的にイメージされるジャムと違ってあまり煮詰めないので、固形分と水分にはっきりと分かれているのが特徴です。
ロシアではそのままデザートとして食べることもあるんだとか。

今回ご紹介するのは使いきり少量のやや甘さ控えめレシピです。

材料

WECKの瓶(145ml)×2個分くらい

りんご1個(300g)
グラニュー糖150g
レモン1/2個

作りかた

りんごは芯を抜き、1~2ミリ厚の1~2センチ角くらいに切ります。
切ったりんごをホーローもしくはステンレスの容器に平らになるように入れ、上からグラニュー糖を均等にまぶします。
更にレモン1/2個分の果汁を加え、容器に蓋をして軽く振って混ぜ合わせたらそのまま一晩置きます。

一晩置くとりんごからたっぷり水分が出ます。

※夏は傷まないように冷蔵庫(野菜室)にでも入れましょう。

POINT

りんごは皮を剥かずに使うのがおすすめです。皮のシャキシャキ感が残ってしまいますが、色良く華やかな香りに仕上がります。
切る前に軽く水洗いをして、しっかり拭いて綺麗にしてから使いましょう。

STEP
1

出た水分ごとホーロー鍋に移し、弱火~中火にかけます。
最初に軽く混ぜてならしたら、あとはなるべく触らず見守ります。混ぜる時は底をさらうように混ぜて、果肉に火が均一に入るようにします。

灰汁が出るようならその都度すくいつつ、ぐつぐつ煮立つ直前に火を止めて冷まします。
粗熱が取れるくらいまで冷ましたら一混ぜして、もう一度火にかけます。

好みの固さになるまで、軽く沸騰させる→冷ます→軽く沸騰させるを繰り返します。
目安として、りんごの皮から色が落ちたくらいで止めると良いです。

しっかり煮詰めて水分を飛ばすとなんの変哲もないジャムになりますが、それはそれで美味しいです。

STEP
2

左 ヴァレニエ/右 ジャム

熱々のうちに清潔な瓶に入れます。
瓶は温度差で割れないよう、しっかり温めておきましょう。

冷蔵保管で大体1週間くらいで使いきるのが安心です。

POINT

長期保存する場合は完全密閉の瓶を使い、しっかりと脱気しましょう。

STEP
3

MEMO

  • りんごの品種は「ジョナゴールド」を使用しています。そのまま食べてもジャムにしても料理に使っても美味しい万能りんご!他にジャムに適した品種としては「紅玉」がよく挙げられるみたいです。
  • レシピでは「グラニュー糖」を使用していますが、「上白糖」など他のお砂糖でも大丈夫です。ただ「きび砂糖」など色の濃いお砂糖はジャムの色が濁るのであまりおすすめしません。
  • お砂糖の分量は果実の重さに対して大体50%くらいで調節してください。長期保存したい場合は100~130%くらいにお砂糖を増やした方が良いです。
  • りんごの皮の食感は嫌だけど色は出したいという場合、剥いた皮をお茶パックなどに入れて一緒に煮るとそれなりに綺麗な色になります。

美味しい食べかたと


アレンジレシピ

アイスアップルティー


りんごとアールグレイが合わさって、お花みたいに華やかな香りが口に広がるフレーバーティーです。
ちなみにロシアではお茶に直接ヴァレニエを入れたりはせず、お茶菓子のように一緒に食べるんだとか。

材料

1人分(グラス1杯)

紅茶(アールグレイ)グラス1杯
りんごのヴァレニエお好みで
ロックアイス適宜
スペアミントの葉あれば1枚

作りかた

  • アイスティーを用意します。淹れても良いですし、市販のものを使うのもお手軽で良いです。
  • りんごのヴァレニエを好きなだけアイスティーに加えます。
  • ロックアイスを浮かべて軽く混ぜ、ミントを飾ります。

りんごサワー


なんの変哲もないサワーですが、自分で作ると缶のものとは段違いに美味しいのでお酒好きなら是非試してみてください。
粘度の高いジャムをお酒と混ぜるのは難しいですが、ヴァレニエのシロップなら容易に混ぜられます。

材料

1人分(グラス1杯)

ヴァレニエ(シロップ)45ml
ウォッカ30ml
炭酸水フルアップ
スペアミントの葉あれば1枚

作りかた

  • グラスに氷を入れて軽く混ぜて冷やします。氷が溶けて出た水分は捨てます。
  • ヴァレニエとウォッカを加えてひと混ぜします。(混ざりにくくなりますが果肉部を入れても美味しいです)
  • グラスの縁から氷を避けるようにそっと炭酸水を注ぎ、一度だけマドラーで混ぜます。
  • ミントを飾って美味しいうちにどうぞ!